エンジニアの技術的独り言

技術的な独り言を書いています。独り言なのでどうでもいいことです。でも他の人の参考になればとっても嬉しいです。

Qiita Team を導入した事による効果

今の組織にQiita team を導入した話

 

2016年4月頃に導入したので約5ヶ月ほど経ちました。

その間投稿された記事の数は約200件超!!!

 

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1日1件以上投稿されている計算なのでなかなか活性的に使われています。

ちなみにメンバーの数は現在16名。人数からするともっと活性化されても良いなと思っています。

導入した経緯

  • チームの情報共有のため。
  • 情報共有を楽しく継続的にするため。

 

とくに2点目は重視していました。

実際に5ヶ月経った今もコンスタントに記事更新されているので、継続性はqiita teamのおかげだなと感じています。

Qiita teamの用途

どういう用途で使っているかというとだいたいは下記のような感じです。

  • 競合の動きの共有
  • 名言やアプリの紹介(持ち回りで回してみたり)
  • 調査結果の共有
  • イデア発信の場
  • その他いろいろ(好き勝手に記事を書く) 

 

Qiita team による効果 

一番の効果は「もやもやの解消」だと思います。

自分がもやもや思ってるんだけど、他の人はどうなんだろうか、、、という時にそれを記事に書いてみてみんなから意見をもらう。

という用途での使われ方が一番やって良かったなと思います。

社長も見ているので、発信したりリアクションしたりしてくれているので、それも活性化につながっているように感じています。

 

今後について

いままで記事をひたすら投稿し、コミュニケーションを活性化する取り組みをしてきましたが、記事もたくさん溜まってきて今後はどう運用していくかを考えるフェーズに入ってきたと思っています。

 

タグの運用だったり、プロジェクトの活用だったりをやっていけたらなと思います。

 

また、記事を投稿するきっかけとして、

「あ、これについて記事書こう」と思った時に書く側面の他に、

「こういうテーマで持ち回りで記事書いてみようよとかいうのもどんどんやっていきたいです。

 

ちなみに、私が書いた記事で一番いいねされたのは機会学習を自分のプロジェクトで試してみた話でした(うまくはいってません)

 

以上。

朝会をより良くするためにした3つの事

【前提】組織の構成

総勢16人。

社長、BO(Business Owner) 数名、PO(Product Owner) 数名、エンジニア(Engineer) 数名

 

※子会社という小さな組織の朝会での取り組みです。

※開発/PO/デザイナーといういわゆるスクラムの朝会ではありませんが、他のチームにも十分適用できるとは思います。

 

1. カードを引いて朝会のファシリテーションの決定

これをすることによるメリット

プランニングポーカーのカードを使って実施しました。

 

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2.自分たちのサービスを見る時間「サイトを見る時間」

これをすることによるメリット

  • 毎日、自分たちのサービスの在り方や、現状などについて考える時間を意識せずに取れる
  • 上記の時間が取れる事によって、サービスに対する感覚が養われる

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3.ファシリテーターが毎日締めの言葉を言う

これをすることによるメリット

  • 即興で話す能力がつく
  • 毎日いろんな人のちょっとした話が聞けるので楽しい

 

朝会を変えてからの変化

コミュニケーションの活性化

⇒誰しもがファシリテーションをすることになるので、普段発言が少なめな人も話すようになったり、特定の相手に限らないコミュニケーションが発生しました。

 

更なる朝会の改善

⇒当初、「サイトを見る時間」では自分たちのサービスしか見ていませんでしたが、しばらくするとマンネリ化してきたので、あるメンバーの提案によって競合サイトもチェックすることになりました。その結果、競合の動きを常に把握でき、かつ、自サイトを競合と比較した形でメンバー全員が見る習慣が生まれ、サイトの改善案が毎日のように出るようになりました。

 

朝会で必ず生まれる笑い

⇒朝会の「締めの言葉」という定常的でない内容によって笑いが生まれやすくなりました。「天気の話」、「プライベートな話」、「豆知識」、「IT業界の最新情報」など人によって個性あふれる締めの言葉によって、組織の雰囲気が良くなったように感じています。



朝会は毎日ちょっとした時間の積み重ねですが、組織を創る上ではとても大事な事だと思うので、今後も改善していければと思います。

 

 

 

Agile Japan 2016 に参加してきたメモ

AgileJapan2016

に参加してきました。

印象的だったセッションのメモを簡単にまとめたいと思います。

 

アジャイルなIoTプラットフォーム開発

by ソラコム 玉川 憲 氏

www.slideshare.net

145ページの超大作。純粋にすごく面白かった。

ソラコム立ち上げ時の思いは

「日本初でグローバルに通用するプラットフォームビジネスを作る」ということだった。AWSの立ち上げをされていたからというのもあったのだろう。

プラットフォームビジネスはソフトウェア開発が肝になるとのこと。

→IoT界隈でのセキュリティ的懸念点を技術で乗り越えた

→閉域網の仕組みや暗号化なども工夫した

チーム集めのこだわり

→一緒に働くことを楽しんでくれる人たち

全員がリーダーのホラクラシーな体制

ルフレックスで11時にSync

社内メールは一切なく全てSlackで非同期コミュニケーション

Asanaでタスク管理したりSlack Callを使用している

見習いたい感覚

→「新しいものを作り出している限り創業」

 

弊社の取り組みの発表

docs.com

MicrosoftのDevOpsエバンジェリストの牛尾さんとハッカソンをしたことが経緯でのDevOpsの取り組みについて発表。

デプロイまでのリードタイムが13日→3日に。

 

牛尾さんの話で印象てきだったのが、アジャイルが日本で上手くいかない理由。

日本と西洋の文化の違いが大きいらしい。

日本では西洋文化をインストールしておくと、その上でアジャイル環境が上手く動きやすいみたい。

 

他にも複数セッション参加しましたが、技術だけじゃなくひたすらアジャイルで1日過ごすというのもなかなかん刺激的でした。

de:code 2016 Day2のメモ

 これから始める Xamarin ~環境構築から iOS/Android/UWP アプリのビルドまで~

朝一のセッションなのに立ち見でした。

完全に「ちょまどさん」を見に来た人でいっぱいの雰囲気。

XamarinとNativeの違いを分かりやすく解説してくれた。

SlackもXamarinで作られてるらしい。

日本酒を学んで、自分好みのお酒と出会える日本酒アプリSakenomy

も紹介されていた。

早くベースクラスライブラリを共通化して欲しいですね。

(今は.NET Frameworkと.NetCoreとWindowsだったかが別になっている)

 
Programmable Video ~Azure Media Services でのビデオ サービス開発~

AzureMediaServicesExplorerToolというオープンソースツールで色々な機能が確認できるらしい。

Assetを作る=暗号化してAzureにアップロード

基本的にマルチデバイス対応してくれる。

LiveStreamingにも対応している。

Azure Media Analyticsには機械学習が仕込んであるので動画の検索が可能になる。

  • Indexer 話しているものからテキストを生成
  • Face Detection 人の顔の取得
  • Emotion Detection 感情の推測
  • Video Summarization ビデオのサマリを作成

プレビュー版ではOCRも付いている。

 
りんなを徹底解剖。"Rinna Conversation Services" を支える自然言語処理アルゴリズム

4月にSharpインターンしたりんな。

1日で5年分のSharpのツイート数を超えたらしい。

使われている技術

・Learning to Rank
 検索エンジンのランキングのような仕組み
・Word to Vector
 200次元で単語の近さを表現
・Term frequency Inverse Document Frequenxy
 単語の出現頻度や逆出現頻度 情報検索や文章要約に利用される
ニューラルネットワーク
 自然言語の学習に応用

 りんなのパフォーマンスを出すのに結構なインスタンス数は使ってるらしい。

DSSM(2つの文字列の類似度を学習するモデル)とRNN(再帰ニューラルネットワーク)の組み合わせ。

類似度の差を最大にすることで感動を与えるという考え方。

単純に言葉を分解してベクトル化しているだけではない。

→左から右への言葉の流れによって重み付けしている(右から左も同様にやっているらしい→日本語は動詞に重みがあるから)

辞書があるわけではなく、りんなはちゃんと単語から文章を作成しているというところが結構な衝撃だった。

あとは、ビジネスへの活用のテストとして、Rinna Conversation Serviceが限定公開されていた。

www.itmedia.co.jp

 
Azure Search Deep Dive ~検索エクスペリエンス向上のためのノウハウ徹底解説~

全文検索でやられる転置インデックスの仕組み。

サジェスト機能も簡単につけられる。

文字フィルタ→トークナイザ→トークンフィルタという3レイヤ構造。

基盤はLuceneCoreが使われている。

自動的に関連性をもとにソートされる。

ただし、orderbyを指定すると関連性は考慮されない。

 

まとめ

  • りんなすごい
  • Cognitive ServiceのAPIがいろいろすごいので使ってみたい
  • Media Serviceがいたれりつくせりで動画配信基盤を簡単に作れそう

de:code 2016 Day1のメモ

忘備録的なものです。

 

キーノート

各カテゴリごとにデモがあったりCEOの話があったり、かなり豪華でした。

個人的には、キーノートのビデオに出演させて頂いたことがかなりの驚きですが、

これによってカラダメディカのDevOpsの取り組みが伝わればいいなと思います。

 

channel9.msdn.com

1:45:30あたりから私が出てます。

 

各セッションでの面白かったポイント

Pepper × Microsoft Azure 協業の舞台裏 ~未来の商品棚から広がる世界~

  • pepper事業をMicrosoftソフトバンクが協業するっていうニュースを見落としていたので衝撃だった
  • AzureMLは再学習も簡単(エンドポイント追加してリソース更新するだけ)

.NET言語 (C#) と .NET コンパライ プラットフォーム (Roslyn) 最新情報

  • Roslynはコンパイラプラットフォーム
  • ソースコードコンパイル時に発生する情報をAPIとして提供する
  • C#7.0の機能について
  •  0b1などのバイナリ変数を宣言できる
  •  100_000_000という数字のセパレートが可能
  •  ローカルファンクションの設定が可能
  •  ref で参照戻り値
  •  タプル型
  •  PatternMatching

Bot Framework & Cognitive Services ~自動応答ソリューション開発に挑戦~

  • BotFramewok
  • ConnectorとSDKとDirectoryの3つに分かれている
  • C# or Node.jsで書ける
  • emulatorで実行可能

このセッションは特にジニアスさんの話が面白かった。

Cognitive ServiceのAPIの話も結構あってEmotion API(画像から感情を推測)やFace API(画像から性別や年齢を推測)はかなり面白そうで使ってみようと思った。

azure.microsoft.com

マイクロソフト最新テクノロジと魅力あふれる未来像

西脇さんはやっぱりプレゼンがうまい。プレゼンうまくなりたい。

また、デモがたくさんあって面白かった。

DMMのロボットのパルミくん
 ⇒会話で色々できるoffcie365の予定やexcel onlineと連携したり
テスラという電気自動車
 ⇒モバイルのアプリはXamarinで動いている
りんな→アシストではなくコミュニケーション
 ⇒テレビ放送の内容とチャンネルを分析していたりする(放送内容の詳しい内容まで分析してるから結構すごい)

 

  以上。

DevOpsハッカソン ~第二回~

昨年実施したDevOpsハッカソンの第二回を実施しました。(3日間)

 

今回もMicrosoft DevOpsエバンジェリストの牛尾さんにご協力頂きました!!

しかも今回は、Azureのエバンジェリストの佐藤直生さんも来ていただきました。

佐藤さんに聞けばなんでも解決する感がハンパなかった。。。

ありがとうございました。

 

■やったこと/できた成果(おおまかな)

  • VSTS(Visual Studio Team Services)から現状のソースについてデプロイ自動化ができた
    ⇒今までオフショアメンバーにお願いしていたリリース作業(リハーサル作業)が自動化できたので、待ちなどのリードタイムが削減できた!!!
    デプロイ自動化はCloudServiceでもWebAppsでも簡単に作成できました。
    早く本運用にのせたい。f:id:takkuuuuun:20160324211733p:plain


  • VSTSのWORK部分のカスタマイズができた。(by POのおかげ)
    絶賛PO作成中ですw

    見やすくなって素敵ですね。
    POいわくバーンダウンのところがまだ納得いっていない模様。
    f:id:takkuuuuun:20160324213604p:plain


  • 仮説検証フェーズのValueStreamMappingを書いて課題解決
    ⇒前回も実施したValueStreamMapping手法を使いました。
    マジでおススメな手法です。
    課題がいくつも浮き彫りになって良かった。あと、BOやデザイナーも巻き込めたのが良いポイントでした。

    f:id:takkuuuuun:20160324212654p:plain


  • フィードバック系ツールを使ってみた
    Feed Back Clientを使ってみた
    ⇒音声付きの動画をとってVSTSのタスクやバグと紐づけたりできるのがかなり素敵。
    しかしChrome ExtensionのExploratory Testingの方がもっと素敵
    ⇒キャプチャ撮ってそのまま文字や線が書き込めて、VSTSのタスクやバグとして取り込めるのが高機能すぎるました。今後絶対使う!!!

 

■気づき

Be Lazy!!!

牛尾さんから得た気づきです。

いかに怠けて最大限のValueを出すかが重要。今日から実践しよう。

このブログもBe Lazy!!!

 

■今後の課題

今回作ったリリースの自動化やVSTSのカスタマイズなどを本運用にのせてどんどんリリースしていける体質を早く作りたい!

Developer Summit 2016 (デブサミ)に行ってきた 〜2日目〜

■前置き

気になったセッションの感想など雑多な感じに書いています。(一部のセッションだけ)

あくまで個人の意見です。

■強いチームの作り方

【資料公開】強いチームの作り方(デブサミ2016版) | Ryuzee.com

今回のデブサミの中で一番共感できたし聞きに行って良かったと思った話。

自分たちのチームへの改善のヒントがいくつも出てきました。

一部を抜粋して紹介します。

 

フィードバックサイクルは製品だけではなく、組織運営も同じ

→強いチームの特徴は「続けられること」

 

多数決はよくない

→少数派が何回も重なる人はどうしても反感を持ってしまう(ハンターハンター3巻より)

→そういう時は5本指を使うと良い

  • 0 = この時点で決定を行うこと自体に反対
  • 1 = 重大な問題がある。そのまま決定したらアクションを起こす
  • 2 = 問題がある。もっと話し合いをしたい
  • 3 = 良いと思わないが自分はそれでも構わない
  • 4 = 良いので協力する
  • 5 = 素晴らしいので自分が実行のリーダーになっても良い

この考え方は結構使える気がしたので、自分のチームでも採用してみようと思った。

 

チームのスキルを見える化すると良い

ただし、それを評価に使うことだけはやっちゃダメ!

その時点で見える化した効果がなくなる(ちゃんとできなくなる)

 

組織構造はアーキテクチャに影響を与える

→マイクロサービスアーキテクチャなどは特にそんな感じ

 

おまけ

発表の後に「オフショアとのチームの作り方」について相談にいったが、やっぱりうまくやるためには、「同じ場所で働いてみる」or「ブラックボックス化して扱う」のどちらかに振り切った方が良いとのこと。

確かに自分のこの5ヶ月ほどのオフショア経験から考えると納得がいく。

 

■鳥肌必至のニューラルネットワークによる近未来の画像認識技術を体験し、IoTの知られざるパワーを知る

www.slideshare.net

デモ中心で面白かった。

TensorFlowとIMAGENETを使って簡単に画像認識を作った話。

また、NeutralTalk2に関しては、iPhoneのカメラでうつったものをリアルタイムに文章で説明するという動画が紹介されていてすごかった。

日本オラクルの方の話なので、もちろんOracleクラウドの紹介があったわけだが、感心したのは、下記の2点。

特に二つ目は、AWSやAzureがまだ手を出していない部分ですねー。
そのうち他のクラウドも同じことが実現されるでしょうか。

 

■そろそろ俺たちの本気を見せてやるぜ!~ マイクロソフトOSSごった煮 DevOps 衝撃デモシリーズ!

自分が参加したセッションの中では一番盛り上がってました。牛尾さんが冒頭で「Are you ready?」と絶叫してましたw

デモの内容も面白かったです。

複数あったデモの中でネタ的に面白かったのが、MineCraftでDockerを制御してたやつ。

https://raw.githubusercontent.com/docker/dockercraft/master/docs/img/dockercraft.gif

 

github.com

 

以上。