Japan Product Manager Conference 2016 (1日目)
直近で取り組んでいる新規サイト立ち上げでPMっぽいことをやっていたので興味が湧いて参加してきました。内容や所感などを簡単にまとめます。
総務省→INCS INC→Google→youtube→byflow→gengo→Google
という経歴が面白い方です。
「会社の規模によって大きくPMの役割は変わらない」というのが徳生さんの意見です。
GoogleでのPM
→大きい裁量権が与えられているため、基本的に言い訳をしてはいけないポジション
→それくらい重要で責任が重いポジション
PMの大事な仕事
- プランを作ってロードマップを描く
- →自分もちゃんとやろうと思います
- なぜやるのかを明確にする
その他重要なこと
- 色んな人の力を組み合わせる力がある人が優秀(周りをうまく使う)
- シナプスの役割になれば良くてアイデアジェネレーターになる必要はない
- チーム全員が自律的に効率的に動ける事にすることが重要
- 必要なことは何でもやる
http://pmconf.jp/sessions/2016/10/03/umada/
スタートアップの話。この方のスライドは前にも見た事あって面白いなと思ってました。
重要に思った事
- PM = mini-CEO
- →役割としてすごくしっくり来たし、そういう視点が絶対に必要
- プロダクトマネージャーはプロダクトの成功に責任を持つ
- →持ちます
- プロダクトでやらなくても良いことを考える事も重要
- →インセプションデッキのやらないことリスト考えるのとおんなじ
- Slack(ゆとり)を持つ事が重要
- →それによってボトルネックを解消する時間が生まれたりする
- →忙しいけど、必ずゆとりを持つようにすること
- 良いPMは嫌われる
- →嫌って下さい。ちゃんとNOというから嫌われがち
Incrementsの及川さんの話は聞いた事あったけど、海野さんの話は初めて聞きました。
良いチーム = 成果が出せるチーム
→自律的なチーム
必要なもの
- メンバーに十分な裁量がある
- 自律的に動ける雰囲気とか空気がある
- 自律的に判断するための情報共有がなされている
IncrementsではOKRという手法でゴールの設定をしていてそれによってある程度成果が出ているらしい。目標と達成条件は明確だが、手段は柔軟性があるというところが自律性を生むのでしょう。きっと。
http://pmconf.jp/sessions/2016/10/03/freee/
業界を覆すようなサービスだから反感は最初かなり買ったらしいです。
経験から言える事
- 最初はユーザーの声をそのまま反映させるのが良い
- ユーザーが増えてきたらバックボーンを理解して考えて進める必要がある
http://pmconf.jp/sessions/2016/10/03/cookpad/
参考になりそうな取り組み
- エンジニアと非エンジニアを対にすることで強い組織構造にしようとしている
- →部長が非エンジニア、副部長がエンジニアみたいな
- issueの議論が活発(平均数十コメント)
- 企画職やマーケティング職はない
- →みんながいろんなアイデアを出せる
- スケジュールは開発が主体的に決める
- エンジニアも非エンジニアもお互いの領域にちゃんと踏み込む
- →スキルの習得など
http://pmconf.jp/sessions/2016/10/03/rakuten/
PMとしての話もいろいろあったのですが、海外のMicrosoftにいた経験を元に「海外と日本の大きい差」についてのご意見が印象的でした 。
海外と日本の大きな差は、最初からホームランを狙うのかバントやヒットを狙うのかというところ。
→海外では必ずホームランを狙うような理想的な状態からドキュメント化して、現実解へとおろして行く。それに対して、日本では、はじめからなんとなく届きそうなくらいを想像してドキュメント化し、現実解へと導く。このスタンスの差が大きいらしい。
以上、1日目のまとめです。