朝会をより良くするためにした3つの事
【前提】組織の構成
総勢16人。
社長、BO(Business Owner) 数名、PO(Product Owner) 数名、エンジニア(Engineer) 数名
※子会社という小さな組織の朝会での取り組みです。
※開発/PO/デザイナーといういわゆるスクラムの朝会ではありませんが、他のチームにも十分適用できるとは思います。
1. カードを引いて朝会のファシリテーションの決定
これをすることによるメリット
- いつ自分がファシリテーションになるかわからないので、気が引き締まる(ドキドキするので集中力が自然と上がる)
- みんなが一枚ずつカードを引いて一番数字の小さい人がファシリテーションをするので、ゲーミフィケーション的な感じで楽しい(それまでは朝会でのテンションが低い人が多かった)
プランニングポーカーのカードを使って実施しました。
2.自分たちのサービスを見る時間「サイトを見る時間」
これをすることによるメリット
- 毎日、自分たちのサービスの在り方や、現状などについて考える時間を意識せずに取れる
- 上記の時間が取れる事によって、サービスに対する感覚が養われる
3.ファシリテーターが毎日締めの言葉を言う
これをすることによるメリット
- 即興で話す能力がつく
- 毎日いろんな人のちょっとした話が聞けるので楽しい
朝会を変えてからの変化
■コミュニケーションの活性化
⇒誰しもがファシリテーションをすることになるので、普段発言が少なめな人も話すようになったり、特定の相手に限らないコミュニケーションが発生しました。
■更なる朝会の改善
⇒当初、「サイトを見る時間」では自分たちのサービスしか見ていませんでしたが、しばらくするとマンネリ化してきたので、あるメンバーの提案によって競合サイトもチェックすることになりました。その結果、競合の動きを常に把握でき、かつ、自サイトを競合と比較した形でメンバー全員が見る習慣が生まれ、サイトの改善案が毎日のように出るようになりました。
■朝会で必ず生まれる笑い
⇒朝会の「締めの言葉」という定常的でない内容によって笑いが生まれやすくなりました。「天気の話」、「プライベートな話」、「豆知識」、「IT業界の最新情報」など人によって個性あふれる締めの言葉によって、組織の雰囲気が良くなったように感じています。
朝会は毎日ちょっとした時間の積み重ねですが、組織を創る上ではとても大事な事だと思うので、今後も改善していければと思います。